F1ワッチ (F1watch)

Watching the Formula One from an Armchair

もしもレッドブルのトロフィー強盗を見かけたら

レッドブルのファクトリーに強盗が押し入り、陳列されていたトロフィーを盗みだすという事件が起きた(レッドブルに強盗。60個以上のトロフィー盗まれる - AUTOSPORT web(オートスポーツweb))。強盗団はメルセデスで乗り込んできたらしいので、きっとメルセデスの手の者だろう(と見せかけて?)。

Trophies

……冗談はともかく、チーム代表のクリスチャン・ホーナーによると、トロフィーの大半はレプリカだったという(「many of the trophies on display were replicas」Red Bull F1 team's trophy room cleared out by thieves - CNN.com)し、今ごろ強盗団はどこで何をしているのだろうか。

この記事では、ちょっと角度を変えて、もし僕たちがレッドブルのトロフィー強盗を見つけたり、それに関連する情報を知っていたらどうすればいいのかについて書いておく。

英国にも日本にも、匿名通報できる制度がある。

英国では「クライムストッパーズ(Crimestoppers)」という、警察から独立しており、チャリティーで運営されている組織がある(The only independent UK crime fighting charity | Crimestoppers)。市民は、通報者としての匿名性を守りながら、かつ警察に有益な情報を提供することができるように配慮されている。

この組織は世界中にあるようだ(Crime Stoppers - Wikipedia, the free encyclopedia)。英国のクライムストッパーズには25年の歴史があり、その背景には、英国では警察に直接情報を提供すると色々と面倒くさいこと(のちに証人として裁判所に呼ばれるとか)がありうること、あと、日本的な感じだが「世間体」というか、ご近所に知られると困るとか、いろいろあるからだと思われる。もちろん世界的には「復讐されるのが怖い」ということも、あるだろう。

日本では「匿名通報ダイヤル」というサービスが提供されている。

このサービスは、2007年からスタートした比較的新しい通報制度で、2009年からはインターネットから(手軽に?)通報できるようになっている(匿名通報ダイヤル | HOME)。

ただし、英国などのクライムストッパーズと違うのは、この匿名通報ダイヤルは警察庁がスタートさせたもので、それを外部の民間団体に委託して運営させているというところだ。クライムストッパーズは警察から完全に独立しているのに対し、日本のものはあくまでも警察から始まったというところが面白い。また、日本では通報可能な犯罪の種類も人身売買や未成年犯罪などに限定されていたが、今では全て受け付けているようだ(ただし報償金の対象となる犯罪の種類はやはり限定されている)。

というわけで、もしあなたが英国に住んでいて、レッドブル強盗団についての情報をお持ちで、個人的な不利益を恐れるならば、クライムストッパーズへの通報を検討されたい。もし僕たちが日本に住んでいて、強盗が盗み出したと思われるトロフィーを見つけても——まさか「メモラビリア」を得意とするF1ショップに持ち込まれてはいないだろうが——そのままコレクションしないで、匿名通報ダイヤルなどを通じて、然るべき対応をとりたい!

ところで、日本の匿名通報ダイヤル、電話番号の語呂合わせが「とくめいつうほう やってサンキュー」なのは、微妙に不謹慎な感じがして面白い。

(CC) 画像出典:Trophies | Flickr - Photo Sharing!

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