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F1ワッチ (F1watch)

Watching the Formula One from an Armchair

アルバースの辞任は「終わりの始まり」なのか

ケータハム コリン・コレス アダム・パー イタリアGP

イタリアGP決勝後、ケータハムのチーム代表を務めていたクリスチャン・アルバースが辞任した。元F1ドライバーという以外にこれといって実績のないアルバースがチーム代表となったのは7月のことだった。当初から「なんで?」と囁かれていた人事だったが、わずか2ヶ月ほどでアルバースは「個人的な理由」で代表から去ることになった(アルバースがケータハム代表を退任 | ESPN F1)。

F1 Spyker010

当F1ワッチは、彼の代表就任の裏にはコリン・コレスがおり、実質的にチーム運営の権限はコレスが握り続けていたと考えられることから「アルバースは傀儡(見せかけの代表)ではないのか」という邪推をポッドキャストで披露したところだったが(140 (2014) R12 ベルギーGP | エフワンのすくつ)……この事件はいったい何を意味するのだろうか。

ケータハムにとっては、コリン・コレスが実権を掌握している限りにおいて、おそらくアルバースだろうと誰だろうと代表状況は何も変わらないのだろうと推測されるが、本当にそうなのだろうか。

たとえば、元ウィリアムズ会長のアダム・パーが、本件をより深刻な問題として捉えるリアクションをしたことが話題になっている。彼はアルバース辞任について、以下のようなツイートをした。

「これは私たちが慣れ親しんできたF1の終わりを意味する。2015年には8チームがチャンピオンシップを争い、それぞれのチームは3台を出走させるだろう」

このパーのツイートは唐突なものだったので「え、なに?」「ありえない」「証拠は?」など、ファンの否定的なリアクションを呼んでいることがtwitterでは確認できる。

つまりアダム・パーの言葉をうければ、アルバースの辞任は、見せかけの代表がすげ替わったというだけではなく、ケータハム自体はもちろん、今後いくつかのチームがこれに続いて崩壊していくその予兆だということだろう。

実体のみえない資金源によって支えられるケータハム、そして現在、カナダ人の富豪へ売却の噂があるザウバー(チーム売却のうわさに沈黙を守るザウバー-TopNews F1)、そしてイタリアGPのグリッドにつけるかどうかも危ぶまれたというマルシャが、もしF1から消えたとすると、残るチームは8つだ。

もちろんF1は現在、新規参戦チームの手続きを進めているので、アメリカのハース、ルーマニアのフェラーリディーラーなど、いくつかの有力候補は存在するが、現時点ではどれも未定であり、来年(2015年)シーズンの参戦は見込まれていない。

もし一定の競争力を維持できる8チームが3台づつマシンを出すとすると、8x3=24台のマシンがグリッドにつくことになる。言うまでもなく生き残るのはレッドブル、メルセデス、フェラーリ、ウィリアムズ、マクラーレン、フォースインディア、ロータス、トロロッソということだろうが……いったいどうなるのだろうか。アルバースが世界の鍵を握っているのだろうか?

(CC) 画像出典:F1 Spyker010 | Flickr - Photo Sharing!