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F1ワッチ (F1watch)

Watching the Formula One from an Armchair

あなたがチーム代表ならジェンソン・バトンをキープするか

ジェンソン・バトン マクラーレン ストーブリーグ

不思議なことに、誰もがバトンの行き先を気にしている。

7月29日、日本のオートスポーツは「バトン、今後の交渉次第で日本でレース活動の噂」という記事を掲載したが、これは英語圏では流通していない日本独自のネタのようだ(英語でも流せばいいと思うのだが)。一方で、英国のオートスポーツは、8月7日に「マクラーレンとの2015年シーズンの交渉が膠着状態のなかでも将来はF1しか考えていない、とバトン(Jenson Button says F1 his sole focus amid McLaren 2015 stalemate)」という記事を掲載している。管見の限り、その他のバトン絡みの記事にも、JapanのJの字もない。

そのような英語圏では、バトンは「日本へ行くべきかどうか」ではなく、マクラーレンが「バトンを残すべきかどうか」が、目下の最大の焦点となっている……ように思われる。Formula 1 blog の「ネガティブ・キャンバー」氏の記事を紹介する。

Jenson Button

Would you keep Jenson Button?

(Quoted from Formula 1 Blog)

Ultimately the chance of Jenson Button remaining at McLaren comes down to contract negotiations, money, length of term and many other factors including faith or confidence in his abilities or even other potential driver’s the team might feel they have to take. However, on the surface of it all stands the simple issue of: Would you keep Jenson Button for one or two more years?

ジェンソン・バトンがマクラーレンに残留できるかどうかは、結局のところ交渉の行方次第だ。他にも、金、契約期間、彼の信念や自信、他の契約ドライバー候補の状況など、さまざまな要素が存在する。しかしながら、それら全てをひっくるめて、単純に「あなたならジェンソン・バトンをあと1年か2年、残留させるか?」という問題がある。

While I have never gotten the impression that Ron Dennis has been Jenson’s biggest fan, team boss Eric Boullier has been a little more diplomatic about the Button issue in the press.

ロン・デニスがジェンソンの大ファンであるという印象を私は持ったことがないが、一方のエリック・ブーリエは、バトンに関する件について、報道陣に対してもうちょっとは愛想のよい対応をしてきた。

Perhaps one of the bigger elements in Button’s future at McLaren is the availability of other drivers the team feels might be a better fit.

もしかするとバトンのマクラーレン残留を決定づけるかもしれない大事な要素は、チームが選ぼうとしている他のドライバーの契約状況かもしれない。

IF the potential driver is available at the end of next year, then signing a one-year extension might be something you’d like to do but if you’re Jenson, you’re not signing a one-year deal if you are looking to stay in F1.

も し も 他のマクラーレンのドライバー候補が、来シーズン末にフリーの状態で残っていそうならば、1年ぐらいの契約延長をあなたは考えるかもしれない。しかしもしあなたがジェンソンなら、あなたは1年契約の条件にはサインしないだろう。F1に残りたいと考えているからだ。

As for Jenson, I personally would be happy to have him on board because given the right car, he can win races and knows how to score points. He seems amenable to sponsor work from what I’ve seen and is a good veteran to have in the team. He’s scored 50 podiums and 15 wins with 1,132 career points from 258 starts.

私は個人的には、ジェンソンにドライブを続けてほしいと思っている。正しいマシンを与えれば、彼はレースに勝つことができるし、どのようにポイントを獲得するかも知っている。私が見る限りで彼はスポンサーに対する仕事を厭わないようだし、チームにいるべき経験豊かなベテランだ。彼は表彰台に50回も乗っているし、15勝をあげている。通算258戦に出走し、1132ポイントを獲得しているのだ。

Then again, if you could lure Fernando Alonso away, you might be saying…”Jenson who?”.

とはいえ、もしあなたがフェルナンド・アロンソと契約しようと思っているなら、「ジェンソン?そんなヤツいたっけ?」と言うだろうが……。

以上、Formula 1 blog から、ジェンソンの未来に関して、きわめて英語圏では妥当だと思われる見解を紹介した。あなたはどう思うだろうか。

個人的には、僕はジェンソンが好きなので、ぜひF1で走り続けて欲しい。しかしネガティブ・キャンバー氏に倣って個人的ではあるが客観的な分析を述べるなら、行儀の良いバトンは現在のマクラーレンにピッタリのドライバーだと思う……が、それがあくまでもマクラーレンというのではなくウィットマーシュ時代の雰囲気であり、今はロン・デニス以下、かつてハントやセナを乗せたような攻めるマクラーレンに戻したがっているというのであれば、ジェンソンに居場所はない……のかもしれない。

そうなると、確かにバトンのF1での将来を決める要素は、彼の意向というよりは、彼を取り巻く周囲の意向、ということになるのだろうか——。

(C) 記事出典:Would you keep Jenson Button? | Formula 1 Blog

(CC) 画像出典:Jenson Button | Flickr - Photo Sharing!