F1ワッチ (F1watch)

Watching the Formula One from an Armchair

キミ・ライコネンのクラッシュによる赤旗中断が視聴率を下げた

イギリスGP。スタート直後のキミ・ライコネンのアクシデントのせいで赤旗が出て、決勝レースは中断された。この中断は、コース脇のガードレール補修作業を伴ったので長時間にわたり、約一時間ほど再スタートまで時間がかかってしまった。いったいいつまで待たされるのかイライラしたかたも多かっただろう。

僕はおとなしくTVの前に座って実況と解説の世間話を楽しんでいたが、これは訓練されたF1ファンならではの行為らしい。実際には、あの赤旗のせいで、多くのイギリスの視聴者はF1を見ることをやめてしまったようだ。F1 Broadcasting Blogが伝えている。

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British Grand Prix drops to eight year low

(Quoted from The F1 Broadcasting Blog)

The British Grand Prix, won by Lewis Hamilton, peaked with 4.9 million viewers yesterday, unofficial overnight data shows. Tough opposition and a one hour red flag period meant that the race dropped to its lowest number since 2006.

イギリスGPはルイス・ハミルトンの勝利で幕を閉じたが、非公式の統計によると、ピーク時で490万人がTV中継を見ていた。強力な裏番組と1時間にわたった赤旗中断のせいで、2006年以来で最低の視聴者数を記録した。

Over 4 million viewers were tuned in as the lights went to green, 4.50m (40.1%) were watching at 13:05.

決勝レースがスタートした瞬間、400万人を超える視聴者が中継を見ていた。13時5分(イギリス時間)の段階で、450万人がF1中継をみており、これは視聴率に換算すると40.1%になる。

The problem with the red flag is that it meant that the race would now be overlapping completely with the Wimbledon final. The audience dropped to as low as 3.59m (30.2%) during the red flag period, [....].

その後の赤旗が大きな問題だったのは、ウィンブルドンの決勝戦と完全にレース時間が重複していたからだ。視聴者数は赤旗でレースが中断されているあいだに359万人(30.2%)まで下がった。

The peak audience of 4.88m (32.7%) compares with a peak of 6.70m (52.8%) in 2011 and a peak of 5.98m (51.0%) in 2013.

視聴者数はピークで488万人(32.7%)となり、これは、2011年のピーク時の670万人(52.8%)や2013年のピーク時の598万人(51.0%)と比較することができる。

It is the first time since 2007 that the British Grand Prix programme average has been below four million viewers.

イギリスGPの平均視聴者数が400万人を割るのは、2007年以来で初めてのことである。

以上、F1 Broadcasting Blogから決勝レースの視聴者数に関する部分だけを引用した。

どうやら、キミ・ライコネンのアクシデントはイギリスGPにとっては高くついたようだ。誰よりもあのクラッシュで頭を抱えたのは、フェラーリでもキミでもなく、BBCやSkyだったかもしれない。裏番組にはウィンブルドンだけではなく、ツール・ド・フランスもあった。

キミのクラッシュは繰り返しリプレイされ、おそらく今後2014年のシーズンを振り返るときにも欠かせないワンシーンになるだろう。しかし短期的には、主に商業的に大きなデメリットがあったようだ。

別の記事でニキ・ラウダは、「いったい何だってガードレールの下部を修復するために1時間もストップしたのか。もっと速い修復方法があったはずだ。………10分か15分後にはレースがスタートできるだろう」と、シルバーストン側の判断を批判している(ライコネンは躍起になるべきではなかったとラウダ | Ferrari | F1ニュース | ESPN F1)。

当初、ラウダの意見は安全性を軽視したオールドタイプの意見のように見えたが、こうして赤旗中断が「ファン」を失うことに鑑みると、決して間違っているとも言えない気がしてくる。

(C) 記事出典:British Grand Prix drops to eight year low | The F1 Broadcasting Blog

(C) 記事出典:ライコネンは躍起になるべきではなかったとラウダ | Ferrari | F1ニュース | ESPN F1

(CC) 画像出典:IMG_3034 | Flickr - Photo Sharing!

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