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F1ワッチ (F1watch)

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マックス・チルトンの連続完走記録が25で途絶える

マックス・チルトン マルシャ 記録

カナダGP決勝で、マルシャのマックス・チルトンがリタイアした。彼は2013年にデビューして以来、これまで連続完走を続けてきたが、その記録は25でストップすることになった。

そんな彼の無念さを伝える記事は多数出てくると思われるが、ここでは若干角度を変えて、彼の出身地である英国のサリー州(イングランド南東部、ロンドンから南西へ車で1時間ほど)の地元メディアがチルトンの連続完走記録をどう伝えていたのか、カナダGPの直前の記事を振り返ってみたい。

Max Chilton autograph

Max Chilton hopeful of competitive Canadian Grand Prix

(Quoted from Get Surrey)

The 23-year-old is hoping to do better for Marussia after a frustrating Monaco Grand Prix

23歳のマックス・チルトンは、不満足な結果に終わったモナコGPを経て、マルシャにさらに良い結果をもたらそうとしている。

With his Marussia teammate Jules Bianchi coming ninth in last month's Monaco Grand Prix, the 23-year-old from Reigate is hoping he can be more competitive after a frustrating race on the streets of Monte Carlo.

チームメイトのジュール・ビアンキは先月のモナコGPで9位に入り、さらに上を目指している。その彼とともにマックス・チルトンは、ライゲート出身の23歳の若者であり、モンテカルロ市街地でおこなわれたレースをふがいない結果で終えた後、よりいっそうの競争力をもつことができると期待している。

"I’m really excited about the Canadian Grand Prix," he said.

「カナダGPには本当に興奮している」と、チルトンは語った。

"After such a positive test in Barcelona, and a very positive qualifying in Monaco off the back of that, I am hoping that we can piece together all of the positives into a more competitive result in Montreal.

「バルセロナのテストであんなに前向きな結果を出したあと(参照:バルセロナテスト初日、不安定な天候の中でM.チルトンがトップタイム - Yahoo!ニュース)、モナコの予選でもよい結果を得た[訳注:チルトンは予選20位で、ケータハムの二台を上回った]。だから私は全ての前向きな要素をひとつにまとめることで、モントリオールでよいよい結果が出せればと願っている」

"I am really encouraged by the work we have done and the obvious progress that we are making with the car."

「これまで私たちが成し遂げてきた仕事には、本当に勇気づけられる。マシンとともに大幅な進歩を遂げてきたことにもだ」

以上、サリー州のローカル紙を発行している出版社のウェブ『Get Surrey』の記事を紹介した。

ライゲート(Reigate)出身の、とサリー州の町の名前が当たり前のようにチルトンの紹介に出てくるあたりが、地元メディアという感じで味わい深い。ちなみにライゲートの人口は2万人ほどで、中世の城郭が残る歴史風情あふれる町である。

それはともかく……

チルトンの記録が途絶えたことは残念だった。上の記事では、彼の「全ての前向きな要素をひとつにまとめる(we can piece together all of the positives)」という表現が印象的だった。

ちなみに現在の連続完走記録保持者はニック・ハイドフェルドで、なんと41戦である(参照:F1 DataWeb : 連続完走)。それに比べるとチルトンの25は見劣りするが、彼はデビュー以来、ルーキーイヤーを通じて完走記録を伸ばしていたことが記憶に残るだろう。

カナダGPは荒れた展開となり、完走台数は前戦モナコGPと同じ14台となった。2007年のカナダGPではテールエンダーだったスーパーアグリが6位に入賞したこともあるが(参考:忘れられないカナダGPは2007年である - F1ワッチ (f1watch))、その意味では今シーズンのテールエンダーたちにも大きなチャンスがあったとも言える。

しかし、マルシャの二人は序盤に絡んでリタイア、ケータハムの二人もそれぞれにメカトラブルでリタイア。これまでノーポイントのザウバーの二人も、残念ながら13・14位という結果になった。女神は簡単には微笑まない、それがモナコの直後となれば、なおさらであろうか……。

(追記)上記記事のチルトンのコメントは、国際的に配信された無難なコメントだったようだ。参照:Chilton out to piece together positives - GPUpdate.net

(C) 記事出典:Formula 1: Max Chilton hopeful of competitive Canadian Grand Prix for Marussia - Get Surrey

(CC) 画像出典:Max Chilton autograph | Flickr - Photo Sharing!