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2014 モナコGP レビュー「くだらないレースだった」

モナコほどレース前の期待とレース後の失望の落差が大きいグランプリもない。ほとんどは「外れ」だが、しかし、圧倒的に記憶に残るレースがあることも事実だ。しかし今年のモナコGPに関しては「くだらない」と冒頭から失望をあらわにしたのは、『F1 Stat Blog(F1統計ブログ)』のジャックだ。

Monaco GP - FP1 and FP2

Post Race Statistics 2014 Monaco GP

(Quoted from Post-Race Statistics of the 2014 Monaco GP | The F1 Stat Blog)

What an absolutely insane Monaco GP that was, controversy, Mercedes domination, dirt in the eye and points for Marussia.

なんとまあ、とてつもなく馬鹿馬鹿しいモナコGPだったことか。話題になったことと言えば、メルセデスの二人の言い争い、圧倒的に速すぎるメルセデス、ハミルトンの目にゴミが入ったこと、そしてマルシャが初ポイントを獲得したことぐらいだ。

Marussia scored points. Jules Bianchi finished eighth. But due to a 5 second penalty for not starting in the correct grid slot he ended up ninth, scoring two points. Bianchi’s points are the first for Marussia and the first points for a Bianchi since his great-uncle Lucien at the 1968 Belgian GP for Cooper.

マルシャがポイントを獲得した。ジュール・ビアンキが8位で決勝をフィニッシュした。しかし彼はスタートでグリッドからわずかにはみ出していた件で5秒加算のペナルティをうけたので、最終的には9位扱いとなり、2ポイントを獲得した。ビアンキのポイントは、マルシャにとって史上初のポイントであり、ビアンキにとっても人生初ポイントである。ビアンキ家にとっては、彼の大伯父にあたるルシアンがクーパーで1968年のベルギーGPでポイントを獲得して以来となる。

Kimi Raikkonen scored the fastest lap of the race after a late pit stop after an incident with Kevin Magnussen, his 40th fastest lap in his 200th GP, but only his 199th start. Seven cars retired from the race, four from mechanical failures, three in accidents and Maldonado didn’t even start the race.

キミ・ライコネンは、ケビン・マグヌッセンとの接触したため、レース終盤にピットストップをおこなったが、その後でファステストラップを記録した。これは彼の40回目のファステストラップであり、彼のF1における200戦目だった。しかし彼は199回しかスタートしていない。7台がリタイアし、そのうち4台はマシンのメカトラブルだった。残りの3台はレース中のアクシデントと、レースをスタートできなかったマルドナドだ。

Hamilton’s championship lead has gone already, but Jules Bianchi has gone from last in the championship to 16th place and Marcus Ericsson from 21st to 17th, great races from both of them.

今回ロズベルグが優勝したことで、ハミルトンはチャンピオンシップの1位ではなくなった。しかしジュール・ビアンキがチャンピオンシップの最下位から16位へと上昇し、マーカス・エリクソンは21位から17位となった。この二人にとっては大きな意味をもつレースになった。

Some more bad luck for Sebastian Vettel has dropped him to sixth, below Ricciardo and Hulkenberg. Sauber still haven’t scored any points in 2014, coming close until Gutierrez made a mistake and retired, meaning that Marussia are now up to ninth in the Constructors’ Championship.

セバスチャン・ベッテルにとっての不運は続いている。彼はチャンピオンシップではリカルドとヒュルケンベルグに続く6位に落ちてしまった。ザウバーは依然として2014年はポイントを獲得していない。グティエレスはもう少しでポイントを獲得できそうだったが、ミスを犯し、リタイアした。今やマルシャがザウバーを抜き、チャンピオンシップで9位になった。

以上、F1を統計的な視点からみるブログ『F1 Stat Blog』から、モナコGPのレビュー記事を紹介した。オリジナル記事にはチャートも含まれているので、ぜひリンク先で確認して欲しい。

個人的に今回のモナコGPは楽しめたが、それは主に下位チームの争いによってだった。それはもちろんビアンキの勇敢なドライブ、頑張りすぎたスーティル、肝心なところでやらかしたグティエレス、といったあたりだが、そこにはもちろん小林可夢偉が犯した一連の致命的な戦術ミスも含まれている。

マルシャのポイント獲得をうけて、ケータハムの撤退報道が過熱したのも、モナコGP後の余韻である。パドックは、もう二度とこんな「奇跡」はおきないと考えているのだろう。それはもちろん、モナコGPは年に一度しかないからだ……。

(C) 記事出典:Post-Race Statistics of the 2014 Monaco GP | The F1 Stat Blog

(CC) 画像出典:Monaco GP - FP1 and FP2 | Flickr - Photo Sharing!

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