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アロンソが計画中の自転車プロチーム、UCIに優遇処置を求める

フェルナンド・アロンソ 自転車 UCI ブライアン・クックソン サイクリング

フェルナンド・アロンソは、自転車好きとしても知られている。彼は昨年から本格的にサイクルロードレースのチーム、しかもツール・ド・フランスなどのトップカテゴリーのレースに出場できるUCIプロチームを作ろうとしている。しかし、その申請手続きに不満があり、統括団体であるUCIに対して、自分たちを優遇する特例処置を求めているようだ。『サイクリング・ニュース』が伝えている。

Alonso leaves the fans area

Report: Team Alonso asks the UCI for WorldTour guarantees

(Originat text is here)

Team Alonso is not dead. At least not yet. According to Gazzetta dello Sport, a decision by the UCI in the next two weeks is expected to influence if the team is created for the 2015 season, delayed a year or if plans are scrapped all together.

チーム・アロンソの計画は終わっていない。少なくとも、まだ終わってはいない。伊紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』によると、UCI(国際自転車競技連合、F1におけるFIAに相当)は2週間以内に何らかの決定を下すが、これが2015年に新しく作られるチームに影響を及ぼすと予想されている。アロンソの計画は1年越しで実現するのか、それとも全て水の泡になってしまうかもしれない。

Formula 1 driver Fernando Alonso is still keen to create his own team but has apparently asked the UCI for special guarantees and concessions that go above and beyond the rules that apply to all the other teams that apply for a UCI WorldTour license.

F1ドライバーのフェルナンド・アロンソは、依然として彼自身の自転車チームを創設することに熱心だが、UCIに対して、明確に優遇処置と特権を求めてきた。それはUCIワールドツアーに参加するライセンスを申請する全てのチームに対して適応される規則内のものもあれば、それを逸脱するものもある。

The Dubai government has reportedly signed a pre-contractual agreement to sponsor the team for 20 million Euro a year for five years and technical manager Paolo Bettini has established contacts with the five big-name riders that would be needed to secure the points to gain a WorldTour licence. However, Dubai and Alonso's people are not happy with the laborious application process the UCI has in place for WorldTour places. They feel it is wrong that a team has to guarantee its sponsorship and leading riders in August and then suffer months of uncertainty until the UCI confirms the WorldTour places in November.

報じられるところによると、ドバイ政府は既にアロンソのチームに対する5年間に及ぶ280億円の仮スポンサー契約を結んでいる。さらにテクニカル・マネージャーのパオロ・ベッティーニは、ワールドツアーライセンスをチームが取得するために必要なUCIポイントを満たす5人の有名選手と連絡を取っている。しかしながらドバイとアロンソの関係者は、ライセンスを認められるためにUCIに対して複雑な手続きが必要なことに不満を持っている。彼らは、チームがそのスポンサーシップと有名選手を8月までに保証しなければいけないことは間違っていると感じており、さらに、UCIが11月までワールドツアーに参加できるチームを確定しないことにも不満を持っている。

According to Gazzetta dello Sport, Alonso's manager Luis Garcia Abad was in Aigle to meet the UCI on Monday to try to negotiate some kind of special treatment for Team Alonso. The meeting followed on from a conference call a month ago that was also attended by UCI President Brian Cookson.

『ガゼッタ・デロ・スポルト』によると、アロンソのマネージャーであるルイ・ガルシアは、スイスの都市エーグルで月曜日にUCI関係者と会い、チームアロンソに対する何らかの特例処置を要求したようだ。その会合は、一ヶ月前にUCI会長のブライアン・クックソンが出席した会議から継続されているものだ。

A possible solution, which the UCI would be happy to accept, would be for Team Alonso to take over the WorldTour licence of one of several teams struggling to find sufficient sponsorship to guarantee their place in the WorldTour. Teams such as Giant-Shimano or Cannondale have been suggested as possible take-over targets.

UCIとチームアロンソの両方が満足しうる解決策は、おそらくアロンソが既にワールドツアーライセンスを持っているチームを買収することだろう。チームの中には、ライセンスを維持するだけのスポンサーを集めることに苦労しているところがある。たとえばジャイアント・シマノやキャノンデールといったあたりが、有力な買収候補となるだろう。

以上、『サイクリングニュース』からの記事を紹介した。

昨年アロンソはUCIプロチームの買収を断念している(フェルナンド・アロンソとエウスカルテルの交渉が決裂 チームは解散へ | cyclowired)ので、今年、あらためて別のチームの買収を試みろというのはアロンソにとっては許容できないだろう。彼がゼロから新チームをたちあげようとしているのは、昨年の失敗が理由だ。

F1に参加できるチーム数は限られているように、自転車のワールドツアーに参加できるチーム数も限られている。チームアロンソは確約が欲しいのだろう。

アロンソ側の求める「特例処置」とは、他のチームを差し置いて、彼の新チームに対して優先的にライセンスを発行することであると思われるが、果たしてそんなことが可能なのだろうか……それはアンフェアな処置となり、民主主義に反するように思うが、しかし、もしかしたら、可能なのかもしれない。何らかの「紳士協定」があれば……。

F1における「政治」に興味があるF1ファンにとっては、サイクルロードレースの世界は、ある意味で馴染みやすいと思う。それぞれの統括団体(FIA、UCI)は、どちらもヨーロッパ大陸の官僚主義的な組織だからだ。F1も同じだが、もしかしたらそれ以上に、サイクルロードレースの世界における「手続き」や「判断」といったものは混とんとしている。

(C) 記事出典:Report: Team Alonso Asks The UCI For WorldTour Guarantees | Cyclingnews.com

(CC) 画像出典:Alonso leaves the fans area | Flickr - Photo Sharing!