F1ワッチ (F1watch)

Watching the Formula One from an Armchair

ワールドチャンピオンのトロフィーはその場で渡されるべきだ

当たり前のことほど指摘されなければわからない。F1 Broadcasting Blog が「最終戦が終わったら、その場ですぐにワールドチャンピオンの表彰がおこなわれるべきだ」という趣旨の記事を書いている(Why the F1 championship trophies should be presented straight after the final race | The F1 Broadcasting Blog)。このブログの主は英国の大学生のようだが、面白い記事が多いので最近ブログをチェックするようになったところである。今回はこの「目からウロコ」の記事を紹介したい。

Formel 1 - Nürburgring 2009 - Siegerehrung

多くのスポーツで、総合優勝の選手やチームに対して、優勝決定したその場でトロフィーが渡され、表彰がおこなわれている。

The purpose of this, of course, is so that the fans in attendance can witness the moment taking place, but also for the viewing audience watching at home: for them to be part of it.

もちろんその目的は、その場にいる多くのファンが決定的な瞬間を見届けることができるからだし、テレビ視聴者にもその瞬間に参加する機会を与えることにもなるからだ。

Let’s take 2012 as a good example.

良い見本として、ベッテルとアロンソの二人で最終戦ブラジルGPまで総合優勝が争われた2012年について考えてみよう。

Whilst Vettel did have a visit to the podium following the end of normal proceedings, he was presented the official Formula One World Drivers’ Championship trophy at the FIA Gala a few weeks later, out of the public spotlight in front of only those directly involved with the sport.

最終的にベッテルが勝利したが、彼はそのレースでは4位だったので、通常の表彰式が終わってから表彰台に姿を見せた。しかし彼がF1のドライバーズ・チャンピオンシップのトロフィーを受け取るのは、数週間後に開催されるFIAの式典(FIA Gala)においてだ。その会場にファンは入ることができないので、モータースポーツの関係者の前で彼は表彰される。

The issue I have with the trophies being presented long after the final is that it feels too old-fashioned, and too bureaucratic.

ここで私が言いたいのは、総合優勝のトロフィーが最終戦からずいぶん経ってから手渡されるのは、あまりにも時代遅れに感じられるし、あまりにも形式を重視しすぎているということだ。

I understand that post-race checks need to be done after the race in order to make sure that every participant is running with a legal car, and also that the teams need to pack up and head home.

もちろんレースが終わったあと、選手たちが合法的なマシンでレースをしたのかどうか確認しなければならないし、チームは荷物をまとめて家に帰る準備をしなければならない。そのことは理解している。

If it was me running the sport for the final race, after the podium procedure, I would like to see a separate presentation done on the start-finish straight.

しかしもし私にF1の最終戦を自由におこなう裁量があれば、通常のレース表彰式のあと、それとは別の表彰式がホームストレートのコントロールラインの上でおこなわれるところを見てみたい。

どうやらこのブログの主は、イングランドのプレミアリーグの決勝戦を見たときに、この案を発想したようだ(参考:BBC Sport - Manchester City 2-0 West Ham United)。しかし確かに言われてみれば「そうかも」と思わせてくれる。ここ数年、FIAの式典(ガラ)はフジテレビのCS放送で録画中継されているように思うが、わざわざそれを見る人は少ないだろう。最終戦のオーラが立ちこめているなかでコンストラクターズとドライバーズのワールドチャンピオンが表彰されたら、とても素晴らしい雰囲気になりそうだ。

もちろん、紳士と淑女が集まるパーティという密室で表彰されるのも、なんとも貴族的な世界で悪くはないのだが……時代遅れと言われればそうかもしれない。

* (C) 記事出典:Why the F1 championship trophies should be presented straight after the final race | The F1 Broadcasting Blog

(CC) 画像出典:Formel 1 - Nürburgring 2009 - Siegerehrung | Flickr - Photo Sharing!

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