Subscribed unsubscribe Subscribe Subscribe

F1ワッチ (F1watch)

Watching the Formula One from an Armchair

テクニカル・ディレクターのマーク・スミスがケータハムを去る

ケータハム マーク・スミス 小林可夢偉 シリル・アブテブール

ケータハムはスペインGPでも苦戦が続いており、小林可夢偉からは厳しいコメントも聞こえてくる。そんななか、これまで技術部門を率いてきたマーク・スミスが既にチームを去ったと、ジェイムズ・アレンが伝えている(Caterham in technical reshuffle as Smith leaves Leafield squadJames Allen on F1)。

2014 Australian Grand Prix

ケータハムが8ヶ月ぶりに技術部門の再編成をおこなう。

Just eight months after its last technical department reshuffle, Caterham have announced that Technical Director Mark Smith has left the team “with immediate effect”, with development at the Leafield outfit to now be handled by a three-strong Technical Committee made up of John Iley, Jody Egginton and recent recruit Gerry Hughes.

ケータハムは、テクニカル・ディレクターのマーク・スミスが既にチームを去ったことを発表した。現在、チームの本拠地であるリーフィールドでは、ジョン・イリー、ジョディ・エジントン、ゲリー・ヒューズの三人が協力して技術部門を指揮している。

Smith, meanwhile, departs Caterham after three years with the team. A long-time associate of Mike Gascoyne, with whom Smith worked at Jordan and Renault in the late 1990s and early 2000s, he was brought to Caterham from Force India where he had become Technical Director after two years at Red Bull Racing.

マーク・スミスは、これまで3年間をケータハムで過ごした。彼は1990年代から2000年代初頭までマイク・ガスコインと共にジョーダン、そしてルノーで働いた。その後、2年間をレッドブルで過ごしてから、フォースインディアでテクニカル・ディレクターを務め、それから彼はケータハムにやってきたのである。

Speaking of the restructure Caterham Team Principal Cyril Abiteboul said: “We and Mark part company on good terms and with our best wishes for the future. It was obviously a tough decision to see someone of Mark’s calibre go, but we have identified the need to restructure as a key aspect of increasing our on-track performance and forming a new Technical Committee composed of John, Jody and Gerry will allow us to do exactly that.

この技術部門の再編成に関して、ケータハムのチーム代表シリル・アブテブールは「私たちとマークは良好な関係を保ったまま別の道を歩むことになった。彼の将来を祈りたい。もちろん、彼が去っていくことを見送るというこの決断は難しいものだった。しかし私たちは、何よりもレース・パフォーマンスを改善するために、技術部門を再編成する必要性を認識してきた。今後はジョン・イリー、ジョディ・エジントン、ゲリー・ヒューズの三名によって編成される技術委員会(Technical Committee)を新たに編成し、目的を達成していく」

この時期、このタイミングで、技術部門のトップを解任し、かわりに3人の技術者によるトロイカ体制を選んだケータハムだが、大きな混乱の芽とならなければ良いのだが……。本文中の「 “with immediate effect”(この決定は即座に効力を持つ)」という部分に、その緊急性を感じた。

マーク・スミスは、エイドリアン・ニューウェイがやって来るまで、レッドブルでテクニカル・ディレクターを務めていた。ニューウェイにその座を譲った後はフォースインディアに移り、同チームのジェイムズ・キーがザウバーに移ったことを機に、テクニカル・ディレクターに昇進した。……と、整理していくと、いかにF1チームの上層部の人材が流動的であり、ごく限られた優秀な人材がチーム間でシャッフルされているのかがわかる。マーク・スミスも、おそらくまたどこかのF1チームに上級職を得るのだろう……。

それにしてもケータハムがテクニカル・ディレクターを置かず、技術委員会(テクニカル・コミッティー)を設置したというのは、どういう判断なのだろう。前例はあるのだろうか。それは一時的な処置なのだろうか? ちなみに英語では「船頭多くして船山に登る」のことわざは「Too many cooks spoil the broth.(料理人が多すぎるとメシがマズくなる)」と表現する。

(C) 記事出典:Caterham in technical reshuffle as Smith leaves Leafield squadJames Allen on F1

(CC) 画像出典:2014 Australian Grand Prix | Flickr - Photo Sharing!